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オランダのユトレヒト州で、ウエストナイル熱に感染した患者が病院で亡くなったことが、公衆衛生研究所RIVMの発表により明らかになりました。この患者はオランダ国内で感染したとみられており、国内の蚊の集団の間でウイルスが流通している可能性が高いことを示しています。
RIVMによると、2026年に確認されたヒトーウエストナイル熱の感染者はこれで3例目となり、他の2例は現在も入院中です。死亡した患者については、遺族への配慮から詳細な情報は公表されていませんが、高齢で健康状態が思わしくなかったとのことです。この死亡例は、先週ユトレヒトの献血者で確認された、2020年以降オランダ国内で初となる感染例とは関連がないとされています。
ウエストナイル熱は、感染しても約80%の人は無症状で、約19%はインフルエンザ様の症状を示すにとどまります。しかし、約1%は脳炎などの重篤な神経学的問題に発展する可能性があり、ごく一部のケースでは死に至ることもあります。蚊がウイルスを媒介するため、夕暮れ時に蚊が多く活動する地域では、肌の露出を控えることが推奨されています。ただし、RIVMはオランダ国内でこのウイルスに感染する、あるいは重症化する確率は依然として非常に低いと強調しています。
【在蘭日本人の皆様へ】
今回の件は、オランダ国内でのウイルスの広がりを示すものですが、感染リスクは極めて低いとされています。それでも、特に蚊が多い時期や場所では、肌の露出を控える、虫除けスプレーを使用するなど、基本的な感染症対策を心がけることが大切です。健康管理には十分注意し、万が一、発熱や倦怠感などの症状が現れた場合は、かかりつけ医にご相談ください。
気候変動による気温上昇が、ウエストナイル熱のような感染症の北欧での定着に関係していると科学者たちは指摘しています。オランダでは2020年に初めてヒトでの感染が確認されて以降、ウイルスの分布域が徐々に広がっている可能性があります。RIVMは、全国の医師に対し、ウエストナイル熱の症状を持つ患者に注意を払うよう呼びかけています。
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